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title: がんばっていきましょい
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author: kazu634
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date: 2005-08-10
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- つれづれ
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今日「<a href="http://www.ktv.co.jp/shoi/" onclick="__gaTracker('send', 'event', 'outbound-article', 'http://www.ktv.co.jp/shoi/', 'がんばっていきましょい');" target="blank">がんばっていきましょい</a>」を観ていたら、このドラマは<i><a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/external-search/249-0170639-2669919?mode=blended&encoding-string-jp=%93%FA%96%7B%8C%EA&keyword=%88%C5%82%CC%89%9C" onclick="__gaTracker('send', 'event', 'outbound-article', 'https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/external-search/249-0170639-2669919?mode=blended&encoding-string-jp=%93%FA%96%7B%8C%EA&keyword=%88%C5%82%CC%89%9C', 'Heart of Darkness');" target="blank">Heart of Darkness</a></i><sup>【注1】</sup>と同じくframe-story<sup>【注2】</sup>であることがわかった。高校生だった昔を物語る登場人物と、それを聞く登場人物。そして物語が主に描写するのは、高校生だった過去の話。これこそ典型的なframe-storyだ!
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注1 – イギリスの作家コンラッドの中編小説。1899年刊。マーロウ船長が、アフリカの奥地を訪ねたときの経験を語る、という形で書かれている。地図を見て暗黒世界の魅力に抗しきれず、コンゴ川をさかのぼった彼が現地で見たものは、人間性の暗黒だった。交易と称して実は支配と搾取を続けながら、自らも精神的に荒廃してゆく白人たち。とくに興味をひき強烈な印象を与えるのは、クルツという人物である。彼は現地人たちに神のごとく畏敬(いけい)され、象牙(ぞうげ)の収奪に狂気じみた執念を燃やす男であり、その最期をみとったマーロウは、巨大な空虚を感じて慄然(りつぜん)とする。異様な雰囲気とともに人間性の恐るべき深淵(しんえん)を象徴的に描いた名作。
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注2 – 一つの物語の中に複数の物語を含む小説形式。複数の話者が次々と語る短編の集成として全編が構成されるものをさすが、話者が交替しない《千夜一夜物語》なども枠物語と呼ばれる。西洋では、この形式はルネサンス期の文学に多くみられ、口承文芸から文字文芸への移行や、俗語の散文による小説の成立を示唆するものとして文学史上注目される。その典型的なものはボッカッチョの《デカメロン》で、ペストを避けて郊外の別荘に落ちあった10人の男女が交替で司会役をつとめ、残りの9人が順次物語るという形式のもとに、教訓譚、ロマンス、滑稽譚、艶笑譚等々、多様な短編が集められている。チョーサーの《カンタベリー物語》、マルグリット・ド・ナバールの《エプタメロン》もその好例である。また、ストラパローラの《愛しき夜毎》やバジーレの《お話のお話》はこの形式によって、後世に貴重な民話の集大成をもたらした。近代にもゲーテをはじめ、ケラー、ホフマン、スティーブンソンらの作品に、この形式をとったものがあるが、代表作《カルメン》がそうであるように、とくにメリメはこれを得意とした。枠物語の形式は西欧文学にのみみられるものではなく、物語文学を持つ諸民族の文学に共通に存在するといえよう。日本でも中世の説話や御伽草子などにこの形式がみられるが、たとえば室町期の小説《三人法師》は3人の高野聖のそれぞれの発心譚によって全体が構成される、枠物語のすぐれた小品である。
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