--- title: 素人がプロの集団の中に入るのだから author: kazu634 date: 2013-09-11T15:04:05Z categories: - 引用 tags: - book --- 4000本達成時にチームメートが祝福してくれたことについて: > 「ちょっとやめてほしいと思った。僕のためにゲームを止めて、僕だけのために時間をつくってくれるという行為なんかとても想像できるわけない。それもヤンキースタジアムで……・ただただ感動しました。 4000本達成時にチームメートが祝福してくれたことについて: > 結局、4000という記録が特別なものをつくるのではなく、自分以外の人たちが特別な瞬間をつくってくれるのだと思った。 何のために野球をしているか、尋ねられて: > 数字を残すためにやってるんですか。ぼくは野球を通じて、胸の奥にある石を磨き上げたい。数字だけ残っても意味ないと思う。 古畑任三郎に出演した際の出来事: > 僕は立ち会っていないので後から聞いた話なんですけど、イチローさんは本番の本読みの時、一度も台本を開かなかったそうです。別に覚えなくてもいいんです。ものすごく読み込んで下さったんでしょうね。周りの俳優さんの方が焦っちゃったそうです。 > > その時イチローさんはこう仰ったとか。 > > 「素人がプロの集団の中に入るのだから、これくらいやらないと申し訳ない」 > > 凄いな、と思ったのを覚えています。 年令による衰えについて聞かれて: > 「昔できたことが今できない、ということが見当たらない。」 > > 「年齢に対する偏った見方をしてしまう頭を持っている人に対して、お気の毒だなと思うことはあります。」 * * *
Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2013年 9/19号 [雑誌]
文藝春秋 (2013-09-05)