--- title: 「証拠」の時代 author: kazu634 images: - "ogp/2008-10-12-00001051.webp" date: 2008-10-12T15:04:05Z categories: - 引用 tags: - book --- <div class="section"> <blockquote title="証拠の時代の振る舞いかた - レジデント初期研修用資料" cite="http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/archives/124"> <p> 成功へのプレッシャーが厳しくなればなるほどに、過程の「正しさ」が重視される。 誰が重視するのかといえば、それはたぶん「主治医の中の裁判官」みたいな、 本来そこにいないはずの誰かなんだけれど。 </p> <p> ルールがいいかげんだった昔、ガイドラインというのは、それを破ることで初めて治癒につながるような ところがあって、治療のやりかたは、医師が違えばみんな微妙に違ってたから、 要するに「勝てばいい」状態だった。 </p> <p> 「証拠」の時代になって、ルールの正しさが厳密に検証されるようになって、 ルールは正しさを得た代わり、融通が利かなくなった。「正しく勝つ」ことが求められるようになって、 それはしばしば難しかったけれど、正しさで磨かれたルールは、逸脱することが難しくなった。 </p> <p> <cite><a href="http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/archives/124" onclick="__gaTracker('send', 'event', 'outbound-article', 'http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/archives/124', '証拠の時代の振る舞いかた – レジデント初期研修用資料');" target="_blank">証拠の時代の振る舞いかた – レジデント初期研修用資料</a></cite> </p> </blockquote> </div>