+++ categories = [] author = "kazu634" description = "いきものがかりのギター・リードを担当する水野良樹さんが語る「感じ取られるべきもの」について" tags = [] date = "2016-02-14T23:10:46+08:00" title = "人間とは”感じとる”いきものだ" images = ["https://farm3.staticflickr.com/2750/4236375007_ae06de0927_z.jpg"] +++ いきものがかりのギター・リードを担当する水野良樹さんが語る「感じ取られるべきもの」について: > イチローが打席に立つ姿も、錦織圭がコートで相手を睨む姿も、白鵬が土俵で重々しく構える姿も。エンターテインメントであろうと、スポーツであろうと、強き者は、勝負に臨むその立ち姿がかならず"絵になる"。ただ立っているだけなのに、もう勝負がついている。人間とは”感じとる”いきものだ。そのひとが経てきた物語を、築き上げてきた自信を、向き合ってきた重圧を、たとえ言葉でうまく説明ができなくとも、ときに残酷なほどたっぷりと、ひとはその姿から感じとってしまう。表面上の技術はいくら積み重ねることができても、絵になることは簡単にはできない。感じとられるべきものを自分の中に宿すことこそ、ほんとうに難しいことだからだ。ゆえに、絵になるひとは、すでに強い。
Number(ナンバー)894号 〝エディー後〟のジャパン。特集 日本ラグビー「再生」 (Sports Graphic Number(スポーツ・グラフィック ナンバー))
Number編集部
文藝春秋 (2016-01-21)