--- title: 佐藤琢磨と魂 author: kazu634 date: 2005-10-08 wordtwit_post_info: - 'O:8:"stdClass":13:{s:6:"manual";b:0;s:11:"tweet_times";i:1;s:5:"delay";i:0;s:7:"enabled";i:1;s:10:"separation";s:2:"60";s:7:"version";s:3:"3.7";s:14:"tweet_template";b:0;s:6:"status";i:2;s:6:"result";a:0:{}s:13:"tweet_counter";i:2;s:13:"tweet_log_ids";a:1:{i:0;i:2099;}s:9:"hash_tags";a:0:{}s:8:"accounts";a:1:{i:0;s:7:"kazu634";}}' categories: - つれづれ ---

 前回のエントリーでは、「マイクロソフトのプロダクツにはソウルがない」というコメントを紹介しました。このソウルということを考えていた時にテレビを見ていると、鈴鹿でのF1のニュースをしていました。F1といえば、佐藤琢磨です!

 

昨年の佐藤琢磨は、オーバーテイク(追い抜くこと)を繰り返していました。最近のF1はレギュレーションが変更されたことによって、オーバーテイクは非常

に困難なものになっています(専門的には、他の車に近づくだけでスピードが落ちていくそうで、挙動が不安定になるそうです)。F1ドライバーは基本的に

ピットストップ時に相手の車を追越していました。しかし、佐藤琢磨だけは違いました。オーバーテイクを繰り返していたのです。

 そうした琢

磨の行動に他のドライバーから講義の声が最初は起こりました。F1ドライバーの中で唯一の黄色人種という事もあり、ドライビングがわかっていないとまで言

われた事もあったようです。それでも、人々は次第に琢磨のオーバーテイクを認めていくようになりました。琢磨のドライビングテクニックが確かなものであ

り、琢磨はあくまでもフェアに、オーバーテイクできると判断した時にしかオーバーテイクしていなかったからです。

 佐藤琢磨のドライビングにはソウルが、一種の美学があり、その美学に人々は魅せられていったのでした。今年はBARホンダの車の性能が高くはないために佐藤琢磨は苦戦をしていますが、頑張ってほしいと思います![1]