--- title: KVMで仮想環境を整えてみる – (3) author: kazu634 date: 2011-07-24 wordtwit_post_info: - 'O:8:"stdClass":13:{s:6:"manual";b:0;s:11:"tweet_times";i:1;s:5:"delay";i:0;s:7:"enabled";i:1;s:10:"separation";s:2:"60";s:7:"version";s:3:"3.7";s:14:"tweet_template";b:0;s:6:"status";i:2;s:6:"result";a:0:{}s:13:"tweet_counter";i:2;s:13:"tweet_log_ids";a:1:{i:0;i:5439;}s:9:"hash_tags";a:0:{}s:8:"accounts";a:1:{i:0;s:7:"kazu634";}}' categories: - kvm - linux ---

今までの説明でとりあえずゲストOSをインストールするところまでは出来ましたが、これだと何かと不便なので、PXEブートでインストールする環境を作ってみます。

PXEブートとは

Wikipediaによると、次のようにありました:

Preboot eXecution Environment(PXE)は、コンピュータのブート環境のひとつ。インテルの策定したネットワークブートの規格である。ネットワークブートを利用することにより、ストレージをもたないクライアントコンピュータや、ストレージに別のOSが導入されているクライアントコンピュータがサーバ上のOSイメージを使用して起動できる。

Preboot Execution Environment – Wikipedia

要するにネットワーク経由でOS起動イメージを配布して、ブートしてしまう方式です。PXEブートの環境で、OSインストール用のブートイメージを配布してあげるとCDとかを直接コンピュータに入れなくても、ネットワーク経由でOSインストールが出来てしまうのです!PXEブートでOSインストール用のデプロイメントサーバを構築すれば、ゲストOSを起動してあげるだけでOSの自動構築が出来る環境を整えることができます。

PXEブートサーバの構成

私の大雑把な理解だと、PXEブートは以下の手順で進行します:

  1. PCの電源をONにする
  2. DHCPサーバがブートイメージを配布するTFTPサーバのIPアドレスを通知する
  3. 通知されたTFTPサーバにアクセスし、最低限の環境を起動するためのブートイメージ(=syslinux)をダウンロードする
  4. ダウンロードしたブートイメージから最小限の環境が起動される。その環境から実際のOSブートイメージがダウンロードされる(複数OSブートイメージの中から起動するブートイメージを選択させることも可能)

以上のことからもわかるように、PXEブートサーバには、

が必要になります。

つづく