--- title: 『もしドラ』で気になった部分 author: kazu634 date: 2011-05-15 has_been_twittered: - yes tmac_last_id: - 303816750867304448 categories: --- ちょっと遅いのですが、『もしドラ』を読みましたよ。ぐいぐい読み進ませてくれるし、マネジメントを実際に応用するにはどうしたらいいかを実際に見せてくれる点で良かったと思います。 以下、気になった部分です。イノベーションについて: > これに対してイノベーションの戦略は、既存のものはすべて陳腐化すると仮定する。したがって既存事業についての戦略の指針が、よりよくより多くのものであるとすれば、イノベーションについての戦略の指針は、より新しくより違ったものでなければならない。 > > イノベーションの戦略の一歩は、古いもの、死につつあるもの、陳腐化したものを計画的かつ体系的に捨てることである。イノベーションを行う組織は、昨日を守るために時間と資源を使わない。昨日を捨ててこそ、資源、特に人材という貴重な資源を新しいもののために解放できる。 イノベーションについては、最近のdotcloudなどのIaaSなどを見ていて、環境を用意するのに必要となるコストが比較の上で0になってきているなぁ、と思ったところです。どうにかして社内の検証環境も、構築コストを0に近づけられるようにしていきたいです。 There was a problem connecting to Twitter. 成果について: > あらゆる組織が、事なかれ主義の誘惑にさらされる。だが組織の健全さとは、高度の基準の要求である。自己目標管理が必要とされるのも、高度の基準が必要だからである。 > > 成果とは何かを理解しなければならない。成果とは百発百中のことではない。百発百中は曲芸である。成果とは長期のものである。すなわち、まちがいや失敗をしない者を信用してはならないということである。それは、見せかけか、無難なこと、くだらないことにしか手をつけない者である。成果とは打率である。弱みがないことを評価してはならない。そのようなことでは、意欲を失わせ、士気を損なう。人は、優れているほど多くの間違いを犯す。優れているほど新しいことを試みる。

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
岩崎 夏海

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