--- title: ”Ideas for Startups”を読んで気になった部分–03 author: kazu634 date: 2005-11-02 url: /2005/11/02/_164/ wordtwit_post_info: - 'O:8:"stdClass":13:{s:6:"manual";b:0;s:11:"tweet_times";s:1:"1";s:5:"delay";s:1:"0";s:7:"enabled";s:1:"1";s:10:"separation";i:60;s:7:"version";s:3:"3.7";s:14:"tweet_template";b:0;s:6:"status";i:2;s:6:"result";a:0:{}s:13:"tweet_counter";i:2;s:13:"tweet_log_ids";a:1:{i:0;i:2131;}s:9:"hash_tags";a:0:{}s:8:"accounts";a:1:{i:0;s:7:"kazu634";}}' categories: - Paul Graham - メモ ---
Paul Graham氏の“Ideas for Startups”を読んで気になった部分について書いています。
In an essay I wrote for high school students, I said a good rule of thumb was to stay upwind– to work on things that maximize your future options. The principle applies for adults too, though perhaps it has to be modified to: stay upwind for as long as you can, then cash in the potential energy you’ve accumulated when you need to pay for kids.
I don’t think people consciously realize this, but one reason downwind jobs like churning out Java for a bank pay so well is precisely that they are downwind. The market price for that kind of work is higher because it gives you fewer options for the future. A job that lets you work on exciting new stuff will tend to pay less, because part of the compensation is in the form of the new skills you’ll learn.
「風上を目指せ」というのが高校生に対するPaul Grahamのメッセージでしたが、これは大人にも当てはまるということが書かれています。職業上の選択肢ができるだけ増える仕事を選ぶべきだというわけです。そして、子供を養う必要が出てきたときに初めてある一つの可能性を選べばいいというのが最初の段落の大意です。二つめの段落は、こうした考え方が意識されずに現実の社会で通用しているということが書いています。つまり、選択肢が増える仕事というのは、その選択肢が増えるということのために給料が安く設定されているというのです。例えば、「銀行の会計を扱うようなソフトをJavaで書く」ような仕事は給料が高いのは、そうした仕事をしていても将来に対する選択肢が少なくないためだというのです。新しい技術や技能などを学ぶことができるような種類の仕事は給料が低いけれども、それは「その仕事から学べること」が価値あることだから給料が低く設定されているということが書かれています。引用には載せていませんが、以降の段落では、大学院がJavaでソフトを作る仕事の対極にあると書かれています。給料をもらわず逆に授業料を払ってでも、将来に対して投資しているわけですから。