--- title: The Whole Earth Catalogを入手しました author: kazu634 date: 2005-11-14 url: /2005/11/14/_191/ wordtwit_post_info: - 'O:8:"stdClass":13:{s:6:"manual";b:0;s:11:"tweet_times";i:1;s:5:"delay";i:0;s:7:"enabled";i:1;s:10:"separation";s:2:"60";s:7:"version";s:3:"3.7";s:14:"tweet_template";b:0;s:6:"status";i:2;s:6:"result";a:0:{}s:13:"tweet_counter";i:2;s:13:"tweet_log_ids";a:1:{i:0;i:2187;}s:9:"hash_tags";a:0:{}s:8:"accounts";a:1:{i:0;s:7:"kazu634";}}' categories: - つれづれ ---

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ここで何度となく書いているジョブスの演説で最後の方に出てくるThe Whole Earth Catalogを購入しました。日本のAmazonでは売っていないようだったし、アメリカのAmazonを経由すると高いので海外の古本屋から購入しました。こう書くとなにやら難しげですが、そんなことはありません。例えばここを利用すると、アメリカの主な古本サイトを横断検索してくれます。これ、結構便利です。

肝心のThe Whole Earth Catalogを見てみると、ジョブスが「Googleのようだ」といった理由がわかりました。この本は当時のカウンターカルチャーという運動を背景に成立した本のようです。カウンターカルチャー、つまり既存の文化に対する異議申し立てとして、在野の人々が知っている知識を集積し、様々な事柄についての項目を設けた事典のようなものでした。それは大学など知的階級社会の上位の人々から与えられるトップダウンの知識ではなくて、ボトムアップの知識でした(誌面をよりよくするために読者からの知識の提供を募っていました)。こうしたアプローチ自体がカウンターカルチャー的ということなのだと思います。

いま現在の視点で見ても、こうした書物の存在はとても興味深いです。1998年にThe Millenium Whole Earth Catalogというのが出版されたそうなので、それを注文してみたところです。


2005/11/14 追記

 ここThe Whole Earth Catalogについての特集が組まれています。