--- title: 映画・『ゲド戦記』、明日公開! author: kazu634 date: 2006-08-09 wordtwit_post_info: - 'O:8:"stdClass":13:{s:6:"manual";b:0;s:11:"tweet_times";i:1;s:5:"delay";i:0;s:7:"enabled";i:1;s:10:"separation";s:2:"60";s:7:"version";s:3:"3.7";s:14:"tweet_template";b:0;s:6:"status";i:2;s:6:"result";a:0:{}s:13:"tweet_counter";i:2;s:13:"tweet_log_ids";a:1:{i:0;i:2481;}s:9:"hash_tags";a:0:{}s:8:"accounts";a:1:{i:0;s:7:"kazu634";}}' categories: - つれづれ ---

ゲド戦記

 『ゲド戦記』を観てきました。結論としては、『トトロ』のような「神がかった」作品を期待するようなジブリファンにはとうてい受け入れられないようなクオリティーだった、といえるかと思います。

 おそらく『ゲド戦記』の3巻までの内容を手際よくまとめて映画を作ろうとしているのだと思いますが、原作を読んでなければおそらく理解不能な描写が多くて、はじめて『ゲド戦記』に触れる人には「何が何のことなのかさっぱり」みたいな状態になってしまうかと思います。

 自分の中では『平成狸合戦ぽんぽこ』がジブリのワーストだと考えていたのですが、ダントツで『ゲド戦記』がワーストです。映画で完結してくれないとやっぱり…

 もちろん、「現代の作品は散漫になりがちという傾向にあるから、それほど悪いわけではないのでは」という批判もあるかとは思いますが、ピカソと同じようにまずは基礎がしっかりできていることを示してから崩さないと、やっぱりダメだと感じてしまいます。


追記:
原作者のLe Guinのコメントだそうです(via 「ゲド戦記」監督日誌)

It is not my book.

It is your film.

It is a good film.

やはり、原作者も手放しで絶賛というわけではなかったようです。