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サプライズに直面すると人は考え始めるものです | kazu634 |
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2015-12-17T15:04:05Z |
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Sports Graphics Numberを読んで気になった部分 |
水泳の荻野選手:
荻野が心がけているのは、練習でも試合でも常に100%の泳ぎをすることだ。目標タイム以上に大切なのは、自分をいかに限界まで追い込めるか。練習での口癖は、
「試合と同じ泳ぎをすること」
そして、試合での口癖は、
「練習と同じ泳ぎをすること」
ラグビー日本代表について01:
「ラグビーは世界で最もオーソドックスなスポーツです。保守的でもある。だからこそ、相手を驚かすことが有効です。たとえば、サプライズに直面すると人は考え始めるものです。そして、相手が考え始めた瞬間、ラグビーというス
ポーツでは勝つチャンスが生まれる。それが実際に南アフリカ戦で起きたのです」
–考えさせ、迷わせ、動揺させた。
「そうなると、いつものプレーが出来なくなります。ラグビーは高速のスポーツです。考える時間はありません。状況に反応し、判断し、プレーする。南アフリカの選手には疑問がわき、判断が遅くなった」
ラグビー日本代表について02:
–ハーフタイムにはどういった指示を?
「勝てる、と選手には伝えました。スコア、そして時計が日本の味方になる。すでに接戦になって、40点差で勝つつもりの南アフリカの選手たちにはプレッシャーがかかっている。そして後半、残り20分の段階では同点だ。こんなはずじゃない、とパニックに陥っていたはずです」
–ノーサイド寸前、ゴール前のペナルティ、世界の常識はショットだと思います。ヘッドコーチもそう思われましたか?
「そう思いましたし、リーチの選択はサプライズでした。でもあの朝、私はリーチと一緒に海岸に行き、コーヒーを飲みながら「今日は失うものは何もない」と話しました。そして「重要な場面でペナルティをもらい、もしも行きたいと思えば、ためらわずに行っていい」と話したんです。そうしたら、現実にそんな場面がやってきて、リーチはスクラムを選択した。本当に彼の勇敢なしせい、心に私は感謝しています」
—体を張る素晴らしい主将だった。
「リーチは試合が進んでいく中で、本当に南アフリカに勝てるという手応えを得たのでしょう。彼はスーパーラグビーで南アフリカのチームとも試合をしていましたから。彼が勝てるという信念を持って選択し、その気持がチームにも伝わった」
ラグビー日本代表について03:
「結果を見ていただければ明らかです。グレートという言葉は、ダイナミックなクオリティを指します。キープするものではありません。ハードワークを積み重ね、常に向上心が必要です。プランがなければ、栄光はすぐに消え去ります。私が去った後のサントリーを見ればわかります。」
–これからの日本代表はどうなるのか。
「私がいま、不安を感じているのは日本ラグビーが競争力を失う危険性です。例えばヘッドコーチに関しては、3〜4人の候補者がいるべきで、誰がどんなコーチングをするのか常に把握していなければならない。何かあれば、候補者からすぐに任命する必要があるからです。2019年に向かって、新しいヘッドコーチはスタッフ、関係者とミーティングをし、方向性を考えなければなりません。いま、すぐにでも」
ラグビー日本代表について04:
–こういってはなんですが、ヘッドコーチはこれまでの人生の中で、選手から愛されたいと思ったことはないんですか。
「ありません」
–一度たりともなかった?
「コーチになってから、まったくありません。必要ないからです」
–驚きです。でも、そのストレスを力に変え”男”になった選手たちがいました。
「W杯は始まる前、選手には『大舞台では人間として成長するか、それとも萎縮してしまうかどちらかに分かれる。どうなるかは、君たち次第だ』、そう伝えました。」
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