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title: ”The Age of the Essays”の翻訳(断片)
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author: kazu634
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date: 2005-08-19
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- つれづれ
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この投稿はPaul Graham氏によるエッセー、”The Age of the Essays”を翻訳しようと試みた断片である。
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落ち着きをはらおうと努めている人々は驚きを集める際に、不利な立場にいることに気づくだろう。驚くということは間違えるということだ。冷静さの本質とは、どんな14才の子供でも教えてくれるように、「平然とした状態」なのだ。間違えたとき、そのことについてくどくど考えるな。ただ何も間違えてはいないように振舞うんだ。そうすれば、ひょっとしたら誰も気づかないかもしれない。
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冷静さを得るための一つの方法は、不慣れなことをして愚かなように思わせかねない状況を避けることだ。驚きを集めたいのであれば、その反対の事をしなければならない。さまざまなことを勉強するんだ。理由は、とても面白い驚きというもののいくつかは、異なる領域間の予期しない繋がりだからである。例えば、ジャム・ベーコン・ピクルス・チーズ―これらはとても好まれている食材である―は、すべて元々は保存するための手段として意図された。保存するために意図されたというのは、本と絵画についても当てはまる。
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何を学んでも良いが、歴史を含めるようにしよう―といっても、社会・経済史をであって、政治史ではない。私には歴史は、とても重要なものに思えるので、歴史を単なる研究領域と見なすのは人を誤解させることになる。歴史を別な言い方で表現すれば、「これまで私たちが蓄えてきたすべてのデータ」となる。
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他のものの中でも、歴史を勉強することは、気づかれないままの状態ですぐ目の前に良い考えが発見されるのを待っている、という自信を与えてくれる。剣は、青銅器時代<sup>【注1】</sup>の間に短剣から考案された。剣は(石器時代につくられたものに似ていて)刃から分離された(刀剣の)つかを持っていた。そうしてできた剣は、それまでのものにくらべて長かったので、つかは折れつづけた。しかし、つかと刃を溶かして一つにすることを思いつくまでに、500年かかったのである。
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注1 – 三時代区分法による時代区分の一つ。石器時代と鉄器時代の間にあり、青銅器が多く用いられた時代。オリエントでの前3000年から前1200年ころまで、中国での殷(いん)周時代などがこれに当てられ、これらの地域では奴隷制社会や都市国家の成立、輸送手段の発達と交易の拡大、大墳墓の出現などが認められる。しかし、文化程度が高くても原料の入手難から青銅器を作らなかった社会(たとえば第12王朝までのエジプト)もあった。日本には弥生時代に青銅器と鉄器がもたらされ、厳密な意味の青銅器時代といえるものはない。
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