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The Wisdom of the Crowds — [2] kazu634 2005-10-02 /2005/10/02/the-wisdom-of-the-crowds-2/
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つれづれ

気になった部分を抜き出してみました。

Homogenous groups are great at doing what they do well, but they become progressively less able to investigate alternatives. Or, as March has famously argued, they spend too much time exploiting and not enough time exploring. Bringing new members into the organization, even if theyre less experienced and less capable, actually makes the group smarter simply because what little the new members do know is not redundant with what everyone else knows. As March wrote, “[The] effect does not come from the superior knowledge of the average new recruit. Recruits are, on average, less knowledgeable than the individuals they replace. The gains come from their diversity.”

拙訳

均質的な集団は自分たちが得意とすることを行うのが非常に上手だが、そうした集団は別な方法を調査することができなくなっていく。言い方を変えれば、マーチが議論したように、そうした集団はあまりにも多くの時間を自分たちの技能を用いることに使い、十分な時間を見つけることに咲かないのである。新しいメンバーを組織に入れることは、たとえそうした新人が経験が少なく有能ではないとしても、集団をより賢くする。理由は単純で、新人が知っている少ない知識というのは他のすべての人が知っていることとは重複しないからである。マーチは次のように書いている。「その効果は平均的な新人の優れた知識から生じているのではない。新人は、平均的には、そうした新人を採用したために再配置された人々よりも知識が少ないものだ。そうした利益は多様性から生じるのだ」。

均質な集団にならないために新人が必要とされる、ということだった。このことは、保坂和志のエントリーで述べたような小説とは読者が持っているものとは別な価値観を提示すべきだ、という考え方との類似性を感じさせる。均質な価値観をもった集団になることを阻止するという役割が文学にはあるのではないだろうか?そして、そのことは集団をより賢くするのだ。