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The Nymphs Reply to the Shepherd kazu634 2007-05-03 /2007/05/03/the-nymphs-reply-to-the-shepherd/
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つれづれ

 大学院でのお勉強をしていました。今年から詩の読書会をすることになり、それの準備をしていました。ほとんどの人が興味ないでしょうが、とりあえず成果を貼り付けておきます。


The Nymphs Reply to the Shepherd
羊飼いに対する乙女の返事

If all the world and love were young,
And truth in every shepherds tongue,
These pretty pleasures might me move
To live with thee and be thy love.

仮に全ての世界と愛が若く
そしてあの羊飼いの言うことが本当ならば、
そうした素敵な楽しみは私の心を動かして、
私はあなたと共に生き、あなたの恋人となることでしょう。

Time drives the flocks from field to fold,
When rivers rage and rocks grow cold;
And Philomel becometh dumb;
The rest complain of cares to come.

時は羊の群れを野原から囲いへと駆り立てるものです。
川が荒れ、岩は冷たくなる時には。
そして、ナイチンゲールは泣かなくなるものです。
他の心配事という文句が出てくるものなのですよ。

The flowers do fade, and wanton fields
To wayward winter reckoning yields;
A honey tongue, a heart of gall,
Is fancys spring, but sorrows fall.

あなたの言う花は色あせるし、浮かれ騒げる野原というのも
つむじ曲がりの冬の罰に屈するのです。
あまい話しぶりは想像の春ですが、
厚かましい心は後悔の秋なのです。

Thy gowns, thy shoes, thy bed of roses,
Thy cap, thy kirtle, and thy posies,
Soon break, soon wither, soon forgotten,
In folly ripe, in reason rotten.

あなたの言うガウン、靴、バラでできたベッド、
帽子、スカート、そして花束は
すぐに壊れ、すぐにしなび、すぐに忘れられます。
成熟した愚かさの中で、堕落した理性の中で。

Thy belt of straw and ivy buds,
Thy coral clasps and amber studs,
All these in me no means can move
To come to thee and be thy love.

あなたの言うわらとツタのつぼみでできたベルト、
珊瑚の留め金と琥珀の飾りボタン、
これら全てのものは私の中ではけして
私の心を動かしてあなたの元へ向かわせ、あなたの恋人にさせることはありません。

But could youth last and love still breed,
Had joys no date nor age no need,
Then these delights my mind might move
To live with thee and be thy love.

しかし、若さが続き愛がいつも生まれるのなら、
喜びに終わりが無く、年を取ることがないというのなら、
これらの喜びが私の心を動かし
あなたと共に生き、あなたの恋人にさせるでしょう。

 対になっている詩があるのですが、その対になっている詩で求愛している羊飼いの提案を逐一否定しているところが面白かったりします。