blog/content/post/2007/11/28/2007-11-28-00000649.md

65 lines
3.7 KiB
Markdown

---
title: 自分も強度のあるメッセージを発信したい
author: kazu634
date: 2007-11-28
wordtwit_post_info:
- 'O:8:"stdClass":13:{s:6:"manual";b:0;s:11:"tweet_times";i:1;s:5:"delay";i:0;s:7:"enabled";i:1;s:10:"separation";s:2:"60";s:7:"version";s:3:"3.7";s:14:"tweet_template";b:0;s:6:"status";i:2;s:6:"result";a:0:{}s:13:"tweet_counter";i:2;s:13:"tweet_log_ids";a:1:{i:0;i:3347;}s:9:"hash_tags";a:0:{}s:8:"accounts";a:1:{i:0;s:7:"kazu634";}}'
categories:
- メモ
---
<div class="section">
<p>
<a href="http://flickr.com/photos/62586822@N00/106182017/" onclick="__gaTracker('send', 'event', 'outbound-article', 'http://flickr.com/photos/62586822@N00/106182017/', '');" title="Even better than the real thing?"><img src="http://farm1.static.flickr.com/54/106182017_3193e71c10_m.jpg" /></a>
</p>
<p>
 気になった文章があったので書き散らかしておきます。
</p>
<blockquote title="
<p> レジデント初期研修用資料(旧)" cite="http://medt00lz.s59.xrea.com/blog/archives/2007/11/post_567.html">
</p>
<p>
何か文章を書く人は、自分の考えかたを記述するための言葉を用意する。やりかたは3 とおり。全て自分で用意するか、既製品を借りてくるのか、それとも言葉を実世界に依存してしまうのか。
</p>
<p>
ある種の強度を持った文章を書く人達は、自分の立ち位置とか、価値判断の基準なんかを全て自前で用意する。
</p>
<p>
要するにそれは、蓄積された過去記事と、背負って育ててきた自分の名前。そこに長く居ること、ぶれない立ち位置を保ちつづけていることは、それ自体が「強度」を担保してくれる。
</p>
<p>
価値記述を実世界に依存するやりかたというのは、要するにその人の経験であったり、その人しか知らないニュースであったり。
</p>
<p>
たとえその人の文章が流暢でなかったり、あるいは読みにくいものであったとしても、その人が体験した出来事とか、実世界で蓄積した経験が他に得がたいものであるなら、その人の言葉は否応なく力を持つし、きっと多くの人に届く。
</p>
<p>
言葉は激しいのに力を持たない、文章は怒りに満ちて、罵詈雑言の限りを尽くして何かを叩いているのに、それを読んでもこちらの感情が動かない、そんな文章はたいていの場合、既製の立ち位置。
</p>
<p>
どこかで見たような立ち位置の人が、既知の価値判断に基づいて、何かを叩く。
</p>
<p>
強度というのは、未知の判断を行う場所に発生する。
</p>
<p>
「借り物」から強度を生むのは難しくて、それにはどうしても、自分ならではの判断とか、その人独自の立ち位置なんかが欠かせない。ネット世間では時々、「文章をコピーして広めましょう」なんて運動が起きるけれど、文章は、コピーが行われ、それを書いた人の立ち位置から離れた時点で強度を失う。コピーされた文章は、だからたとえ目に入ったところで伝わらない。
</p>
<p>
<cite><a href="http://medt00lz.s59.xrea.com/blog/archives/2007/11/post_567.html" onclick="__gaTracker('send', 'event', 'outbound-article', 'http://medt00lz.s59.xrea.com/blog/archives/2007/11/post_567.html', '\n 言葉の強度について &#8211; レジデント初期研修用資料(旧)');" target="_blank"><br /> 言葉の強度について &#8211; レジデント初期研修用資料(旧)</a></cite>
</p>
</blockquote>
</div>