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自分の哲学をもたないといけない。政治的な意見、人生で訴えるべき主義、人生の情熱と目標。 | kazu634 | 2007-11-24T15:04:05Z |
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id:umedamochioさんのウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)についての記事を発見。
ただし、人生はミスマッチ (内田樹の研究室)のような言葉も同時に接種しておくべきだろう。役に立たないことばっかりやってしまったり、選択を誤り続けたり、それを呪い続けたり、まあいいやと開き直ったりする。蜘蛛の糸どころか、そこが地獄であることすら気付かずにニコニコダラダラと過ごしてしまったりもするだろう。そして僕はそうゆう人生も、蜘蛛の糸を登る人生も、同様に愛おしく思う。多くの人生は論理や正しさよりも、不条理や間抜けさに溢れているのだ。
人生はミスマッチである。私たちは学校の選択を間違え、就職先を間違え、配偶者の選択を間違う。それでもけっこう幸福に生きることができる。
そう、「それでもけっこう」と思えずに、適性/適職を探し続け、未来への恐怖だけにドライブされた人生を送るのはゴメンだったりする。本の影響を受けやすく、すぐそうなっちゃうような人にはこの本をオススメしないし、逆にちゃんと優れた小説を読むようにこの本を読むことが出来る人は読んだ方がいいと思う。僕もいささか歳をとり過ぎた読者かもしれないが、若者がこの本を読んで思うオプティミズムに貫かれた未来の姿を即座に否定するような立場はとりたくない。とりあえずそのことだけは確かである。
この中の
そう、「それでもけっこう」と思えずに、適性/適職を探し続け、未来への恐怖だけにドライブされた人生を送るのはゴメンだったりする。本の影響を受けやすく、すぐそうなっちゃうような人にはこの本をオススメしないし、逆にちゃんと優れた小説を読むようにこの本を読むことが出来る人は読んだ方がいいと思う。
に共感してしまう。本を鵜呑みにして、批判的に読むというようなことをしないと危険だと思う。web上にはもう残っていないようだけれど、フローラン・ダバディーはこんなことを言っていたっけ。
価値観をもたずに大人の世界に入るなんて危険すぎる。流される、洗脳される、どこかで決定的に自分を失う。大学を終えるまでに自分の哲学をもたないといけない。政治的な意見、人生で訴えるべき主義、人生の情熱と目標。
ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)
- 作者: 梅田望夫
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2007/11/06
- メディア: 新書
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