blog/content/quotes/2010/03/22/2010-03-22-気になった文章-6.md

70 lines
4.2 KiB
Markdown

---
title: 気になった文章
author: kazu634
date: 2010-03-22
wordtwit_post_info:
- 'O:8:"stdClass":13:{s:6:"manual";b:0;s:11:"tweet_times";i:1;s:5:"delay";i:0;s:7:"enabled";i:1;s:10:"separation";s:2:"60";s:7:"version";s:3:"3.7";s:14:"tweet_template";b:0;s:6:"status";i:2;s:6:"result";a:0:{}s:13:"tweet_counter";i:2;s:13:"tweet_log_ids";a:1:{i:0;i:5179;}s:9:"hash_tags";a:0:{}s:8:"accounts";a:1:{i:0;s:7:"kazu634";}}'
categories:
---
<div class="section">
<blockquote title="いきものがかり 特集[魔法のiらんど]" cite="http://ip.tosp.co.jp/p.asp?i=MF_FE056_g_2">
<p>
お悩み相談
</p>
<p>
私は将来小説家になりたいんですけど お母さんが「才能が無いからやめなさい」って言ってるんです。 でも小説書くの好きだしあきらめたくはありません。 でも小説を書いたらお母さんにひどく怒られます。今は隠れて書いている毎日です。 私は小説家という夢をあきらめた方がいいですか?
</p>
<p>
[澄美香(14)女性]
</p>
<p>
いきものがかりのコメント
</p>
<p>
僕は、夢を見ることは、そんなに簡単なことではないと思っています。「好きだから」叶うわけでもありませんし、「あきらめなければ」叶うわけでもありません。
</p>
<p>
実際、僕は音楽を続けるなかで、僕よりもずっとずっと音楽が好きで、ずっとずっと努力しているひとが、音楽の道で生きていく夢を叶えられず、挫折していく姿を何度も見てきました。夢を見た先に、成功があるとは限りません。その覚悟を、夢を見るひとは、もたなければならないと僕個人は思っています。
</p>
<p>
きっとお母さんの言葉も、そんな夢を見ることの怖さを、理解したうえで、出てきたものなのでしょう。お母さんはあなたよりずっと多くのことを経験してきて、あなたがまだ知らない、いくつもの現実社会の厳しさを知っています。もしかしたらあなたの心のなかに、自分の夢を理解してくれないお母さんに対して反発する気持ちもあるかもしれません。
</p>
<p>
でも、お母さんは、あなたのことを思ったうえで、そういう言葉を投げかけてくれています。お母さんの強い言葉が、あなたの心を傷つけることもあるかもしれませんが、そんなときは、ちょっと立ち止まって考えてみてください。
</p>
<p>
夢は、かなうかどうか、わかりません。お母さんが言うように小説家を目指すことをやめたほうが、その先に幸せな人生があるのかもしれません。
</p>
<p>
それは、だれにもわかりません。でも、たとえ現実がどうあろうとも、自分の人生を決めるのは自分です。あきらめない、と選ぶのも、あきらめる、と選ぶのも、あなたしかいません。悩むのはあたりまえです。悩むことに、不安になる必要はありません。とことん悩んでください。
</p>
<p>
そして最後には、自分が納得する選択をしてください。そしてその選択の責任を自分でとってください。繰り返しになりますが、あなたの人生なんですから、あなたが決めるんです。小説家になりたいのなら、何が何でもなる、と自分の人生を決めるのも、その責任をとるのも、あなたしかいないんです。
</p>
<p>
大丈夫です。あなたは、あなた自身で、決められます。 あなたが、あなたとしての人生を歩むことを、祈っています。がんばってください。
</p>
<p>
[水野良樹]
</p>
<p>
<cite><a href="http://ip.tosp.co.jp/p.asp?i=MF_FE056_g_2" onclick="__gaTracker('send', 'event', 'outbound-article', 'http://ip.tosp.co.jp/p.asp?i=MF_FE056_g_2', 'いきものがかり 特集&#091;魔法のiらんど');" target="_blank">いきものがかり 特集&#91;魔法のiらんど</a></cite>
</p>
</blockquote>
</div>