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+++ title = "MetabaseでGeojsonを用いたカスタムマップを利用する" date = 2020-03-01T09:15:53+08:00 Description = "オープンソースのお手軽BIツール・Metabaseで自分で作成した白地図上にデータを可視化できるようになっていたようなので、試してみました" Tags = [] Categories = ["Tools", "Metabase"] thumbnail = "images/41603208672_984110305c_z.jpg" +++
オープンソースのBIツール・Metabaseをアップグレードしたところ、Geojsonを用いて、自分で用意した地図上にデータの可視化ができるようになっていました。
楽しそうだったので、東南アジアのGeojsonを作成して、データの可視化にチャレンジしてみました。
Geojsonとは
GeoJSON - Wikipediaによると、以下のような説明がなされています:
GeoJSON[1]は JavaScript Object Notation (JSON) を用いて空間データをエンコードし非空間属性を関連付ける ファイルフォーマット である。 属性にはポイント(住所や座標)、ライン(各種道路や境界線)、 ポリゴン(国や地域)などが含まれる。
要するに、緯度・経度情報をまとめて、地図上に図形を描画する元データ…みたいなものと思っていただければいいかと思います。この緯度・経度情報に国境の情報を入れてあげれば、任意の地域の白地図を作成できます。
Geojsonの作成
元となるGeojsonデータはGoogleで検索すると、たくさん出てきます。これをいじくり、作成してみました。Gistに貼り付けてあります。
工夫した点としては、Metabaseから参照できるように、プロパティとして以下を指定しています:
- name: 国名
- short: 国名の短い名前。こことデータベースのカラムで指定された国名コードが一致してたら、地図上にプロットされる
GistにGeojsonを貼り付けると、自動的に地図上に表示してくれます。私の場合はこのようになりました:
[image:C79A56A3-CC64-46E0-BFF5-2106626F3C99-4557-00003011AF9D165C/Screenshot 2020-02-29 at 8.42.47 PM.png]
個人的な都合で、東南アジア各国だけでなく、インドと台湾も含めております。また、シンガポールは点にしか過ぎなくなるため、ベトナムとフィリピンの間の領域をシンガポールとしました。
Metabaseでの設定
Metabaseでの設定方法を説明します。
地図の登録
以下のように指定してあげます。まずはMetabaseの管理画面を表示させます:
[image:D620279F-5D1A-46ED-A839-0340C80F7266-10438-00000769D27D3D24/Photo Mar 1, 2020 115309.jpg]
以下の画面が表示されるので、左側のメニューからMaps
をクリックし、表示される画面からAdd a map
をクリックします:
[image:BFFC4028-D97E-49EC-B487-C2283CABC885-10438-0000076A0F43407A/Photo Mar 1, 2020 115351.jpg]
そうすると以下のような画面が表示されます:
[image:8DF8C01F-5EEB-41A6-B5FA-7B87E310EEBC-10438-0000076A60BA0827/Photo Mar 1, 2020 115448.jpg]
必要事項を入力していきます:
[image:DABE1F04-F594-4D96-9924-ECA4C73C3E4F-4557-00002F51AF4372B3/Screenshot 2020-02-29 at 8.26.42 PM.png]
作成した東南アジア地図を用いる
地図を作成する際に、Region map
を指定し、先程追加したRegion map
であるSouth East Asia
を指定します。BIツールが参照するデータベースのカラムにはGeojsonで定義した国コード (= short) と同じものが入力されていることを確認した上で、国コードが格納されているカラムを指定してあげます:
[image:97C6AC6B-C03C-4DF1-9BF7-5229AFBEDC56-4557-00003036C87E5F84/Screenshot 2020-02-29 at 8.45.26 PM.png]
可視化の結果
このような形で可視化できるようになりました:
[image:C1AAAEC9-7930-4E2D-AF20-4CAA26AA9DF2-4557-000030431B8ED689/Screenshot 2020-02-29 at 8.44.42 PM.png]
まとめ
地図による可視化はチャレンジしてみたかったのですが、Metabaseによる可視化は自分でGeojsonを作成することができるため、カスタマイズが可能で色々と試してみたくなります。