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わかっている人間とわかっていない人間 | kazu634 | 2006-06-04 |
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Life is Beautifulで『ワイルドソウル』が紹介されていたので、気になって購入しました。そこでは、マフィアのボスがこんなことを言います。
「世の中には、二種類の人間しかいない」…「分かっていない人間と分かっている人間―目に見えている世界の表層をなぞるだけの人間と、その表層の集合体から本質を見極めようとする人間だ。言っている意味、分かるか?」…「表層だけをなぞるだけの人間でも、世間並みの成功を収めることができる。現象のみを捉え、その対処法を経験値として蓄積してゆく。その経験値を元に未来に対処してゆく。少し聡い人間なら誰でもやっていることだ。だが、あくまでも意識はそのレベルにいる。いわば処世術にすぎない。それは分かっているとはいえない。住む世界や国が変われば、就く仕事が変われば、それまでの話だ。それまでの対処法は通用しない。が、その表層の集合体から物事の理を導こうとするものは、違う世界でも生き残ってゆく」…「物事がなぜそうなるかを考える。その上で、想像する。」
何となく、昨年卒業していった先輩の顔が頭に思い浮かびました。うちのI先生に「新しいことが何も言えない」とのたまった人です。大学院の学生としては失格発言以外の何者でもないはずなのに、当たり前のように言ってしまうところが「すごい」と感じていました。あの人の大学院生活というのは、単に学生生活の延長だったのだと思ったんですよねぇ。本当はそんなもんじゃないのに。
他人のことは、まぁ置いておいて、自分も修論の構想発表に向けてがんばらねば。新しいことを何としてでも言わなければ…昨日、I先生からキラーパスが来て、来月構想発表の日程が組まれましたです。がんばります。
ワイルド・ソウル | |
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