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『ティッピング・ポイント―いかにして「小さな変化」が「大きな変化」を生み出すか』 | kazu634 | 2007-12-31 |
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『ティッピング・ポイント―いかにして「小さな変化」が「大きな変化」を生み出すか』を読む。順番的には
となるはずだけど、自分はMade to Stick: Why Some Ideas Survive and Others Dieから読んでいた。もともとMade to Stick: Why Some Ideas Survive and Others Dieは『ティッピング・ポイント―いかにして「小さな変化」が「大きな変化」を生み出すか』内の
感染ではメッセンジャーが重要な役割を果たす。伝播させるのはメッセンジャーなのだ。しかし、言うまでもなくメッセージの内容も重要である。そして、そこで問われるべきメッセージの性質こそが「粘り」なのである。そのメッセージは―あるいは食べ物でも、映画でも、製品でもかまわない―記憶に残るか?変化を生み出すほど、誰かに行動を促すほど、記憶に残りやすいか?
という部分を受けて、「粘る(=stick)」とはどういうことなのかを「リバースエンジニアリング」した本なのです。*2
つまり、『ティッピング・ポイント―いかにして「小さな変化」が「大きな変化」を生み出すか』は「粘る」メッセージをどのように作られたのかを見ていく本で、Made to Stick: Why Some Ideas Survive and Others Dieは「粘る」メッセージに共通する性質とは何かを考えた本な訳です。どちらもお勧め。*3
*1:この本の中で一番有名なフレーズは"The Curse of the Knowledge"というヤツで、アメリカのWebではかなり評判のベストセラーです
*2:いやね、こういう風に筆者自身が言っているのです
*3:アイディア出しの本としては『佐藤可士和の超整理術』よりMade to Stick: Why Some Ideas Survive and Others Dieを読んだ方だためになると個人的には思う