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社会人は学生を認めていないのではないか。 kazu634 2006-07-27 /2006/07/27/_307/
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つれづれ

Shiro

  『ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち』を翻訳された川合 史朗氏のwikiで、こんなことが書かれていた。

自分(達)のやっていることが学校の中だけの価値基準で判断されることに強く反発していたのは覚えている。「しょせん高校の部活動、 3年間楽しんで、卒業したら懐かしい想い出」、そういうのがすごく嫌だった。未熟ではあっても、それが「大人」が本気でやるような「本物の仕事」に連続的に接続しているものであって欲しかった。高校生としての物差しではなく、プロの仕事と同じ物差しで見てほしいと思っていた。それがどれだけ不遜な考えだったかはその後思い知ることとなるのだけれど、たとえそれを知っていたとしても、「高校生としての評価、70点」よりは「実世界での評価、0.01点」を望んでいただろうと思う。

でもPaulの理屈によれば、それこそがNerdの特質なのではないか。特定集団内の相対的人気度ではなく、外にある問題を自分がどれだけ解けるかという絶対的な尺度にこそ価値を見出す、っていう。

(強調は引用者)

おそらくいま自分がぶつかっている壁というのはここで出てくる、「しょせん高校の部活動」から「本物の仕事」への移行ということなのではないかなぁ。自分の大学院生活を振り返れば、大学院生なんて言っても大人達にはいっさい認められていないような気がする。自分は、「なんで先輩達は先生方に対してあれほど対等の立場で話ができるのか」がずっと疑問だった。もちろん、先生方と対等な意識でありたいと望み、先生方からも対等と扱われている先輩もいた。けれど、自分と年の近い先輩達はどうも厳然として存在している実力差というものを認識していなかったような気がする。そうでなければ、あのような態度なんてとれるはずがないんだけれど…


ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち
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