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来年の夏は中国に行く…かも kazu634 2007-12-25 /2007/12/25/_761/
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つれづれ

 15:00から自分が予備校の寮に勤務して最初の年の子が仙台に来ているということで会ってきました。その子は、自分が英文科の学生と知り、「航空科を受験してパイロットになりたい。受験には英語の面接があるから、英会話の先生を紹介してほしい」みたいなことを言って、自分は中国出身の英語の流ちょうな先輩を紹介したのでした*1。振り返ってみると、寮のスタッフとしての自分を最大限に活用したのはこの学生ともう一人、一橋に合格していった学生だけだなーなんてふと思ってしまった。

 現在彼はパイロットを目指していたはずなのだが、英会話の先生として中国人の人と日々接していたためか、神戸で中国関係のことを勉強している。仙台には規制のために立ち寄ったらしく、中国人の先輩に春に北京を訪ねるので、良い観光スポットを教えてもらいたがっていたようだった。よくよく考えると、北京オリンピックもあるし、中国に旅行も良いなぁと思った。来年は中国かもしれない。

 先輩と話した後で彼は「大学院進学を考えている」と自分に相談をもちかけてきた。自分としては、

  1. モラトリアム期間の延長線上で大学院進学を考えているのであれば、就職すべき
  2. 真剣に研究職を考えているのであれば、少なくとも4年生の4月ぐらいから戦略的にテーマを決めて、勉強すべき。文系学問はプロの研究者と対等に話ができるまでに時間がかかるから、できるだけ早く準備をするに超したことはない。博士号取得前や博士号取得後に大渋滞が起こっており、*2何らかの競争優位を意識的・自覚的に確立すべき。時は金なり。
  3. 勉強はしたいが、それほど研究職に固執しているわけでないのならば、悪いことは言わないから修士で就職しなさい。態度が不鮮明なままで何となく博士課程まで進学してしまうと、確実に大渋滞にはまって抜け出せずに終わる可能性が高い。

逆から言えば、戦略的に行動できるような人であれば、必ず見てる人は見てるから、何らかの形で引き立ててもらえる…はず。少なくとも自分の先輩を見ている限りはそう。「やるべき時に、やるべき場所にいて、やるべきことをやる。言い訳は一切しない」ぐらいの覚悟が510年ぐらいのスパンで継続でき、なおかつ家庭的な事情が許すのであれば、研究職を目指すのには何のリスクもないと思う。*3

 まぁ、いずれにせよ、まだ大学2年生なんだから、色々と考える時間は有り余るほどあるから、うらやましい気もする。

*1:ちなみに英語と中国語は発音面ではかなり類似しているので、かなり発音がきれいなのです。適当に紹介したわけではないので注意!

*2:大学院の進学者数は増員したにも関わらず、受け入れ先の研究職のパイは年々縮小傾向にある

*3:むしろこんな人なら、人生におけるたいていのことは笑って切り抜けられるだろうし