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多賀城〜塩竈〜七ヶ浜を訪ねて kazu634 2011-04-18 /2011/04/18/_1678/
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七ヶ浜
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多賀城の実家に帰省していたシリーズの二日目です。実家に帰省と言っても、仙台のホテルに泊まって再び多賀城市に向かったのでした。

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住み込みで働いていたバイト先へ

実は私、学生時代の3年間を住み込みで働いていました。よくよく考えると、宮城県内の第二の実家といえる場所が仙台市宮城野区田子にあります。実は昨日訪ねようとしたのですが、連絡が悪く訪ね人はおらず。。。残念でした。 There was a problem connecting to Twitter.

というわけでリベンジしてきました!

住み込みで働いていたバイト先はブロック塀などに亀裂が入っている部分があるものの、基本的には耐震性に問題がなかった模様。震災後もみんなで協力して助けあって生き延びたそうです。実は寮長さんが塩釜にお店を構えているのですが、聞いてみたらお店は流されてしまったとのこと。。。でも、前向きに明るく言っていただいていたので、助かりました。

ここでバイトの後輩から、私が作成したお仕事教本が現役で活躍していることを教えてもらいました。作ったことすら忘れていたのですが、自分が作成したものが役立っていると聞いて嬉しくなりました。

実家へ

バイト先に滞在しながら、父親が車で迎えに来るのを待機していました。父の車で実家へ。途中多賀城市内の港沿いの道を進んでもらいました。津波で全てが流されていました。工場地帯、港湾地帯が津波で流されています。港湾としての機能は取り戻しつつあるようでしたが、工場はまだ当分動きそうにはありません。

実家に帰ると、地震があってからこれまでの様子を教えてもらいました。震災地ではだいぶ復興が進んでいて、食料やライフラインはもう復旧しているようでした。働いているうちの弟は「ガソリンが高い」ことを嫌って自転車を購入したと聞きました。復興の段階としては生命にかかわる部分の支援から、次の段階へと進んでいったようです。日常生活を取り戻しつつあるという印象を受けました。

塩釜市内〜鹽竃神社

実家で両親から話を聞いてから、被害の大きかった各地を自転車で回ってきました。地震や津波の被害に遭うというのがどんなものなのか、この目で見て、焼き付けて、これから生きていきたいと思ったからです。

最初は塩竈に向かいました。塩釜では市街地部分が海に面しているため、中心部が津波にさらわれました。でも、通常の生活を徐々に取り戻しつつあるようでした。

本塩釜駅 Photo by kazu634

本塩釜駅前 Photo by kazu634

そして鹽竃神社へ向かいます。鹽竈神社の参道の入口付近まで津波が押し寄せたそうですが、こちらは上の方なので津波はきていないようです。桜が咲き、春の到来を告げてくれています。

(^- ^)/

これも塩竈神社(^-^)/ Photo by kazu634

これも塩竈神社だおっ Photo by kazu634

杜甫の春望を思い出してしまいました。港方面に向かうと、こんな場所もありました。水道管が破損しているのでしょうか。ここだけ地面に水が溜まっていました:

塩釜の港方面 Photo by kazu634

七ヶ浜へ

海沿いの七ヶ浜へと向かいました。七ヶ浜には海水浴場があり、海沿いにも住宅地があります。この住宅地はすべてさらわれていました。自分の目が信じられませんでしたが、目の前にあるのは現実の光景でした。

七ヶ浜の菖蒲田浜 Photo by kazu634

廃墟のスティッチ Photo by kazu634

廃墟 Photo by kazu634

廃墟です Photo by kazu634

スティッチの人形が野外にあるのを見て、現実離れしているように思ってしまうのですが、目の前の光景はまさしく現実でした。

色々と見て回って

色々と見て回ってきましたが、津波でさらわれていない場所については日常生活を取り戻しつつあります。仙台市街地はもう日常といってもいいのではないでしょうか。飲食店で注文できる料理が制限されていたり、コンビニに陳列される雑誌の数は少ないですが、24h営業も再開されつつありました。むしろ東京よりも電気の供給量不足に悩まされていないため、明るいと感じることもありました。ゴールデンウィーク、仙台への旅行は大丈夫です。

それに対して、津波でさらわれた地域は被害甚大です。まだ復旧の道筋が立っていないのかもしれません。瓦礫を片付ける作業はいつ開始されるのでしょうか。。。私が見てきた仙台〜多賀城〜塩竈〜七ヶ浜ですが、石巻や気仙沼などは本当にまっさらになっていると聞いています。一刻も早い復興を願います。

色々と見てきて、自分にできることはなんなのかと考えさせられました。目の前のことをきちんとやりながら、それでも被災地の人たちを支援する方法はあるのか、考えていきたいと思いました。