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『自分の小さな「箱」から脱出する方法』 | kazu634 | 2006-10-23 |
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帯にはこのように書いてありました。
この本は、あなたをとりまく人間関係のトラブルを一挙に解決できる力を秘めています。
人間関係において、人が陥りがちな罠について「箱」の比喩を用いて説明している本です。
しおりなんかには、こんな感じで要約が載っていました。
- 知っておくべきこと
- 自分への裏切りは、自己欺瞞へ、さらには箱へとつながっていく
- 箱の中にいると、業績向上に気持ちを集中することができなくなる
- 自分が人にどのような影響を及ぼすのか、成功できるかどうかは、すべて箱の外に出ているか否かにかかっている
- 他の人々に抵抗するのをやめたとき、箱の外に出ることができる
- 完璧であろうと思うな。よりよくなろうと思え
- すでにそのことを知っている人以外には、箱などの言葉を使うな。自分自身の生活に、この原則を生かせ
- 他の人々の箱を見つけようとするのではなく、自分の箱を探せ
- 箱の中に入っているといって他人を責めるな。自分自身が箱の外にとどまるようにしろ
- 自分が箱の中にいることが分かっても、あきらめるな。努力を続けろ
- 自分が箱の中にいた場合、箱の中にいたということを否定するな。謝った上で、さらに前に進め。これから先、もっと他の人の役に立つよう努力をしろ
- 他の人が間違ったことをしているという点に注目するのではなく、どのような正しいことをすればその人に手を貸せるのかを、よく考えろ
- 他の人々が手を貸してくれるかどうかを気に病むのはやめろ。自分が他の人に力を貸せているかどうかに気をつけろ
「箱」は「バカの壁」と言ってもいいのではないかと思いました。「自分が何をしているのかを理解すらしていない状態から、理解している状態になろうと努めるべきだ」というようなメッセージが込められているように感じました。一言で要約するのであれば、「生産性の高い人々は、問題を他人事にしない。」ということになるかと思います(一応この本はビジネス書で、人間関係が改善することが仕事に凄い影響を与えるという視点で、人間関係改善について書かれています)。買う価値は十分にあると思います。
自分の小さな「箱」から脱出する方法